鍵の基礎知識

鍵という言葉日常会話の中でたくさん出現します。

単純に家の鍵を開けるときの「鍵」、車の「鍵」というように使用しますし、最近ではコンピューター用語の中でも「キー」というように英語表記となって登場します。
こういう状況では鍵は「キー」と英訳しても問題ありませんが、「鍵をかける」となると「ロックする」という方がしっくりくるのではないでしょうか。
このように鍵といっても、動作が入ったり、「錠」や「錠前」となることでそれぞれ意味が変わっており、状況に応じて正しく使い分けるようにした方が良いでしょう。

「錠」は英語表記にすると「ロック」となります。
「鍵をかける」も「錠をかける」も日常会話では同じ意味として認識されていますが、実は鍵と錠は別物です。 錠とは扉などに取り付けられ固定するための働きをしており、取り付けられたカンヌキとカンヌキを操作するための部品のことです。

従って「鍵をかける」という言葉は正確には「錠をかける」ということになります。

また、「錠前」に関してですが、錠前は英語でロックセットとなり、鍵と錠を指した言葉です。つまり鍵を交換する場合などは、鍵と錠の両方を交換することとなりますので、「錠前を交換する」というのが正しい使い方です。